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1-3 徳島・吉野川バイパス 松茂高架下駐車場

 

[駐車場] 松茂町広島駐車場(国道11号 吉野川バイパス 新加賀須野橋 高架下)

[実施主体] 建設省 四国地方建設局 徳島工事事務所

本事例におけるポイント

★バスレーン新設との組み合わせ

★道路高架下の活用

 

対象とする交通(目的) 日常の交通(通勤)

 

導入

導入年月日 昭和56年4月1日

導入経緯【計画策定 → 実際に導入】

徳島市周辺は、地方鉄道をもたず通勤交通手段に占める自動車交通のウェイトが高いことや、地形的に吉野川によって分断され2本の2車線橋梁の他に市内流入道路網がないことなどが影響し、朝夕の交通渋滞が恒常化し深刻な問題となっていた。特に徳島市への通勤・通学人口約1万人を擁する北部通勤圏(鳴門市、松茂町、北島町)と市中心部を結ぶ国道11号は、市内への流入部にあたる吉野川大橋の北詰で渋滞しており、渋滞長は2.5kmにも及んでいた。また、交通混雑によるバス運行速度の低下、ダイヤの不安定性のため、バス輸送は利用者の信頼を失って凋落の一途をたどっていた。

このような現況から、徳島工事事務所では、徳島地域の交通混雑を緩和し、省エネルギーの推進を図るとともに、バス利用を促進させるための施策について、昭和54年度より2ヶ年にわたり調査、検討を行い、昭和56年4月より吉野川バイパスにバス専用レーンを併設したパークアンドバスライドシステムの運用を開始した。

現在は、駐車場が薄暗いといった苦情が挙がっていることや、放置自動車が多く、本来意図した利用形態となっていないことから、駐車場のリニューアル工事を検討中である。

 

表 パークアンドバスライドシステム導入の主な経緯

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