日本財団 図書館


・ISO14001認証取得を目指している。ISO14001認証取得にあたって以下の業務改革を行っている。

* 環境関連の法規制遵守(担当部署の設置)

* 省エネルギー

(例)電気使用量の削減、トラック使用燃料の5%削減(アイドリングストップ、速度調整、低公害車導入等)

* リサイクルとリユース

(例)再生紙使用率の向上(名刺、封筒などを東京都の基準に合わせる)、トナーカートリッジを破棄しない(メーカーやリサイクル業者へまわす)、グリーン購入比率を11アイテムで向上させる(エコマーク付きの商品の利用等)

* 原材料や素材の転換

(例)樹脂製パレットの使用(木製だと意外に消耗が早い、バーコードに対応できないなどの問題がある)

* 省資源(98年1月よりOA用紙の使用量を削減)

* 環境実態調査(年1回)

以下のような質問を行い、環境事業報告書を作成している。

・冷蔵庫、冷凍庫の使用冷媒

・廃棄物の処理方法

・樹脂パレットの使用枚数

・分別状況

・RDC(Regional Distribution Center)における段ボールのリサイクル状況

・従業員の空き缶、空きビン分別状況

* その他

廃棄物削減、組織合理化、緑化推進、従業員への環境教育

 

2] 資材のリサイクル、延命化による省資源化

【ポイント】

○パレット輸送の際に荷崩れ防止のために巻くフィルムがある。このフィルムを使用後にプラスチック製品にリサイクルしている例がある。

○廃発泡スチロールを溶解・減容しながら回収し、再び発泡スチロールにリサイクルしている例がある。

○梱包用段ボールのリサイクルは多くの事業所で行われている。

○梱包の効率化や梱包材を使わない輸送方法が検討されている。

○消耗しやすく、森林伐採を助長する木製に代えて、樹脂製パレット、プラスチック製パレットの使用が検討されている。

○EDI化により、紙(伝票)の使用量が削減されている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION