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(3) 交通ボランティアガイドブック等による情報提供

 

より多くの人に交通ボランティアを体験し認識してもらうためには、「交通ボランティア体験講座」の開催機会を増やしていくことが必要であるが、講師となる「交通ボランティアトレーナー」等の人材の確保、会場の手配や交通事業者等の協力可能な範囲等を勘案すると、「交通ボランティア体験講座」の開催機会にも限界があると考えられる。また、参加者にとっても半日程度の時間を費やすことができない参加者も多くいると考えられ、こうした「交通ボランティア体験講座」の開催と合わせて、ガイドブック等の形でより身近に交通ターミナル内における介助方法等について理解していただく必要がある。

こうしたガイドブックは、紙ベースの媒体と共にインターネット等を利用した移動支援情報ネットワーク媒体でも提供し、誰もがいつでも交通ボランティアの方法について知ることができる環境を醸成していくことが求められる。

また、ガイドブックや移動支援情報ネットワークの中には、「交通ボランティア体験講座」の受講者の感想等についても掲載し、より多くの人に交通ボランティアに関する意識を高めてもらうようにしていくことも重要であろう。

 

 

 

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