(4) 簡単な介助をする交通ボランティアの必要性
高齢者の場合は、外出時の付き添い者がないケースもあるが、特に障害者を中心に外出時に付き添い者を必要としているケースは多い。付添う人は多くの場合家族が中心である。
こうした現状のもと、交通ボランティアについては、必要という意見が7割程度となっている。具体的に介助して欲しいこととしては、『行き先、乗り場、ホームの案内』、『手荷物の運搬』等の簡単な介助が多くなっている。
(5) 介助者の立場にたった介助方法・利用方法の検討
交通ボランティアに介助してもらう際に注意して欲しい点については、『案内・説明のわかりやすさ』、『車イスの扱い方』、『安全の確保』、『被介助者の立場にたったコミュニケーション』となっている。また、交通ボランティアの利用に予約が必要な場合の許容範囲については、『前日』までという意見が多い一方で、『予約が必要なら利用しない』という意見もあり、被介助者の立場にたった介助方法や利用方法が求められる。