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ホームドアの設置位置は、ホームドア・戸袋高さ1200mm〜1300mm程度に対し、直線区間で離隔距離1を400mm程度とする位置が好ましい位置となる。

 

(5) 狭隘部についての検討

ホームドア厚を150mmとし、狭隘部の寸法、車いすによる通り抜けについて検討する。

ホームドアの設置位置を建築限界と車両限界の間隔との関連から見ると、建築限界と車両限界の間隔が200mmの場合は離隔距離1が400mm程度での設置となり、建築限界と車両限界の間隔が400mmの場合には、離隔距離1が550mm程度での設置となる。

これらについて、狭隘部寸法、車いすの通行についてみると表3.1-1に示す内容となる。

車いすの通行を考慮すると、戸袋ホーム側面と壁面等との間隔を1200mm以上確保することが強く望まれるが、建築限界と車両限界の間隔が200mmの場合、400mmの場合いずれも1200mmの確保は難しい。なお、単独通行のための最低条件と考えられる900mmはクリアしている。

このため、離隔距離を考慮しつつホームドア部の建築限界の見直しなどにより、ホームドアをプラットホーム縁端側に近づけるための検討を行う必要がある。

また、上記以外にも乗降時の流動、階段狭隘部の流動等についても検討する必要がある。

 

表3.1-1 狭隘部の寸法と車いすの通行

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