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1.2 形状の検討

 

1.2.1 離隔距離(車両限界から柵の線路側の面の離れ)

 

離隔距離としては、一般の建築限界である400mmから縮小限界を用いた200mmの間が現実的と考えた。離隔距離が大きいほど柵を設置することによる列車の安全な運行への様々な問題は小さくなるが、現実のホーム上の旅客流動を考慮すれば、ホームの有効面積を著しく減少させる寸法は採用し難いものである。

(1) 一般部

離隔距離200mmと400mmとの相対比較を、表にまとめる。ここで200,400は厳密にその寸法ではなく、この程度の寸法という意味である。また○×の数ではなく、クリティカルなものと、その解決方法の有無が問題となり、路線・駅の特状によって問題点が異なると考えられる。

 

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〇-△-×は相対関係を示す

 

(2) 狭隆部

ホーム上での狭隔部としては以下の部分が考えられる。

1] ホーム縁端部付近に単独で建つ上家や躯体の柱部 ホーム縁端から1000mmの離隔

2] 階段や事務室等の構造物がある部分 500mmの離隔

3] 構造物があり、かつ柱がある部分 1500mm-柱の幅の離隔

(構造物との間隔が、1500ない場含を含む)

 

(a) ホーム縁端部付近に単独で建つ上家や躯体の柱部1000mm柵を設置すると、柵と柱間の残り寸法ば、500〜700mm程度となり車いすの通行は不可能となり、柱等の内側を通行することになる。

しかし柱の外側は、車いすでの通行自体、危険な筒所である。柱の内側に売店、事務室等があって、車いすでは柱の外側しか通行可能な幅がないような箇所では、柱との間隔を考慮する必要がある。

 

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