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ニーリングにつきましては、実際に4営業所で運行した際に乗務員によりますが全停留所でニーリングしたり、お年寄りの乗られるときだけにニーリングしたりというようにまちまちでしたので、お客様から気持ちが悪いというような評価をいただきました。そのため、必要な時だけニーリングにより車高を下げるのでも良いのではないかと思います。

全般的には、高い評価となっています。

 

●鎌田

ありがとうございます。全般的に高い評価を得ているということですが、高橋先生や岩崎課長の方から、事業者さんのお話に関しまして、質問やコメント等はありませんでしょうか。

 

●岩崎

技術的なことはあまりよくわかりませんが、これから申し上げることは少々素人的なことで恐縮ですが、今のノンステップバスはそれはそれでいいものと思いますが、もっといいノンステップバスができないものかと思います。

タイヤハウスのところがもう少し何とかならないものかと思います。間違っているかもしれませんが、LRTは従来の路面電車を低床化したのではないと聞いております。そもそも低床の電車はどうあるべきかという発想で、新しく思想を変えて創ったと聞いております。車輪については車軸がなく独立して動かすというような新しい発想で創っていただければもう少し良いものができるのではないかなと思います。ただ、毎年3000台程度の台数ですから、メーカーの方々もそのために投資するのも大変かなとは思います。しかし、既存のバスを改造したノンステップバスではなく、発想を変えて夢のある、一段二段上のノンステップバスかできないか。でもお金がかかってしまうわけにはいかないというジレンマはありますが。しかし、一方の見方をすれば、私共運輸省の技術基準が厳しくてということも言えるのかもしれませんが。

現状のノンステップバスは、未だ初期の普及段階ですから、あれでいいと思っていますが、今のままのノンステップバスというのではなく、今後研究開発などを行っていただき、あり方を考えていく必要があると思います。行政としても財政難の中ですがいろいろお手伝いできることがあれば考えていきたいと思っています。

バスの夢のあるデザインとか、利用者に喜ばれるデザインを考えていただければと思います。素人話のようで恐縮です。

 

●鎌田

ありがとうございました。高橋先生いかがでしょうか。

 

●高橋

今のお話は、技術者として大変おもしろいお話と思います。実際、マーケットメカニズムを考えるとどうなのか、要するに長期スパンで考えるのか、そこに至るプロセスとして途中途中でどのようなステップを踏んで普及させていくかという点で大変おもしろいと思います。

 

 

 

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