今年の1月23日に第1回会議を開催し、その後現在まで7回を数えています。その中で、バス製作仕様書の全項目699項目について、全てチェックし、メーカーの標準仕様や8都市の共通仕様、特別仕様、バス車両メーカー・バス車体工業会の考え方の4つの基準で仕様等を分類しております。仕様の相違は699項目の内の372項目あり、53%が仕様が異なっているという状況です。その中で大きなものとしては、前乗・後乗という乗降方式の相違や、車椅子スロープが電動か手動かという点、中扉の構造がグライドスライド式か引き戸式かの相違、ATシフトボタンや補助ブレーキレバーの設置位置、ニーリング装置の操作方法や昇降スピード等が違っています。この中にはユーザーとしてなかなか共通化できない項目もありますので、必ずしも最終的にどの程度の共通化・標準化ができるのかわかりませんが、引き続き検討していきたいと思います。
第6回と第7回の会議につきましては、車両メーカー4社の設計開発担当責任者の方にも出席いただき、8都市の検討案につきましてのメーカーとしての考え方や意見を述べていただきました。それによりますと、8都市の検討案では、コストダウンの要素が非常に少ないということで、逆にコストアップに繋がるというような指摘もありました。そのため、仕様の見直し・検討にあたりまして、もっとコストダウンの観点を徹底すべきであったと思います。平成11年の1月頃に中間報告を出す予定で、5月頃には最終報告書と8都市の共通仕様書をまとめまして、平成11年度の車両発注に活かしていきたいと思います。
以上、最近の交通局におけます低床バス・低公害バスに係る取り組み・動きについてご紹介いたしました。
●鎌田
どうもありがとうございました。日本を代表するバス事業者さんであります東京都交通局のお立場から様々なお取り組みを詳しいデータを含めながらご紹介いただきました。パラリンピックで活躍した話題、人と環境にやさしいということでCNG・ノンステップバスがまもなくお目見えするという話、8都市でいろいろ取り組まれているというようなお話を頂きました。ありがとうございました。
それでは、パネラーとしては最後になりますが、東急バスの前運行技術課長でおられました矢口さんの方から話題の提供をお願いします。
●矢口
東急バスの矢口でございます。よろしくお願いします。
資料の後ろから4枚目にまとめて書いてありますので、それをご参考に見ていただければと思います。一番として、ノンステップバス集中導入による実績でございますが、第一弾が平成9年度に行いまして、目黒駅からの2路線で21両導入いたしました。この2路線につきましては27両で運行しておりまして、そのうちの21両ということで約8割がノンステップとなっています。第二弾として本年度ですが渋谷から田園調布の路線、10両運行中の10両、100%をノンステップバスの集中導入しております。参考までに、裏表紙になりますが路線図が書いてあります(参考図II-1)。