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では、具体的にこれからの公共交通の改善ということについて、公共交通がどのように重要かという点から考えてみますと、車に対しての代替交通手段、あるいは環境負荷の小さい交通手段としての役割が大きいと思います。また、大量輸送機能としての役割、モビリティミニマムの保障として交通弱者・移動制約者への対応も十分可能といえます。

さらに、都市・社会政策の支援ということで中心市街地の活性化・まちづくりという面での応えられる可能性もあるのではないかと思います。一般的な意味で多様なポテンシャルをもっていますが、それを上手く使う仕組みなり制度というものが作れるかということが重要な課題といえます。

 

3) 公共交通改善の方向

 

次に、公共交通改善の方向ということについて考えますと、魅力ある公共交通サービスに向けてバスのイメージ転換を図ることが必要と思います。利用者にとって使いやすいサービス・魅力あるサービス、事業者にとっても魅力あるビジネスとなるようなものにならないかと思います。最近の新しいイメージ転換に通じているものとして、ムーバスから始まった様々な新しいサービスが上げられます。こうした動向を98年の情報でみますと、全国でコミュニティバス的なものは、一般型が87都市、福祉型が17都市という状況であり、東京をはじめとした三大都市圏周辺で多く展開しています(図II-3)。

 

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図II-3 コミュニティバス導入事例(1998年)

 

 

 

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