「バス停というのはポールが1本立っているもの」というレベルで止まってしまうのではなく、そのイメージを払拭して、どうやって大蔵省に説明するか難渋しておりますが、例えば、バス停において雨、風を凌いで、高齢者の方に安心してベンチに座って頂くとか、夜でも照明がついていたり、バスの案内図だけではなくて、近隣の地図がバス停においても見れるようにするとか、バス停にバスの接近表示が付いているとか、バス停でニュースが見れるような表示装置を付けるとかの工夫が可能だと思います。こうしたことは浜松にいると当たり前なのかもしれませんが、そういうような取り組みを全国の他の地域でもやってはどうかということで進めていこうと考えています。鶏と卵との関係みたいですが、いろんな全国各地での先進的な取り組み自身を、我々の方でも別の形でバックアップをしていける形にしたいと考えています。
最後に1、2点だけ追加的にお話をさせて頂きます。
1つは今後のバスを含めた公共交通を進めていく時に、利用者利便をどう上げていくのか。その時に経営者の方の努力であるとか、まちの努力だけに依存しているとなかなか裾野が広がってこないのではないかと思います。全国3,000市町村なり、400事業者の方の一部だけで始められたことが、全国的レベルではなかなか起爆剤にならないものですから、我々自身としてはなるべく先進的な取り組みについてバックアップしていきたいと思います。また、これと併せて、トップランナーもしくは「お客様第一主義」に資するような事業者が、全国に次々に輩出するような環境を整備することが必要です。
「規制緩和」というのは、そうした取り組みの1つでありまして、単に日銭が入って儲かるからお客さんを乗せようというバス事業者ではなく、「お客様第一主義」というような観点から運行される事業者が全国に輩出して欲しいなという趣旨です。運輸省の施策自身がそうした観点から考えていかなければいけないのかなと思います。
その場合に、国もそうなんですがいろんな変化が生じる時に、その変化を怖がってしまうと先進的なことに取り組めないということがあります。バスだけではなく全般的に景気が悪い中ではありますが、こういう中で新たな試みに着手する際は、変化を怖がっていると前に進めないので、今までの延長線上と考えるよりも、なるべく新しいことをさらにやろうとした場合に、変化を恐れずに先に進んでいけるような取り組みが必要だと思います。そうした取り組みを果敢にやられているような事業者、都道府県、市町村に対して重点的に、国としても、微力ながらバックアップをさせて頂けるようなことを考えております。
●久保田
どうもありがとうございました。4人の方からそれぞれ面白いお話を伺いました。それぞれ情報量も多かった訳です。それで次に進む前に情報を整理したいと思います。
まずは、壇上及び私の方から質問をぶつけ合って頂いて、情報を確認したりしたいと思います。その後、フロアーの皆様方からもご質問等お受けしますので、ご準備の方をよろしくお願いいたします。