私どもでは低床式バスを良いと思って、日本から来たメーカーさんに話してみました。メーカーさんは、作るとは決して言いませんでした。ヨンケーレだとか、ベルギーにそういう会社があって直接交渉したこともありました。そうしたら作るというのですが、「イニシャルコストを出せ」とかいろんな問題がありました。それから3〜5年位かかりましたでしょうか、三菱さんが「私どもで作ることになりました」というお話になりました。本当に良くやってくれたなと思いました。ですから、私どもの小さい会社としては、精一杯買わせて頂きました。
どうしてそうしたかと言いますと、路線が1つありまして、その路線に違うバス車両が混じっていると、この路線には低床式バスが走っているという事実が違ってしまっては困ると思いましたので、路線1つずつに全部低床式バスにしていこうと。そうすれば、市も歩道を高くしてくれるのではないかと考えたのです。しかし、今以て高くして頂けないしバスベイもございます。
バスベイというのは、差別だと思います。バスは横に避けろと、乗用車はまっすぐに走らせるからと。私もいろんな所でお話し申し上げていますが、バスベイを無くすというのは、なかなか難しいようでございます。
今お話にございました停留所ですが。冬になれば雪が降ります。バス停でバスを待っていますと、大変なんです。私どもは「バストピア」の指定を受けましたので、バス停を1つ作ろうと思いました。しかしある官庁が「歩道の方が3m50を切るから、まかりならない」と言われました。それは当たり前だと思います。バスベイのスペースを取っておきながら、なおかつバス停が1m40〜50の幅を取れば、残りが3m50を切るのは当然なんですが。官庁の答えは「まかりならない。歩いている人に事故が起きると、とんでもないことになるから作らせない」と、こういう話なんです。これも変わるかもしれません。何か問題があること。それにチャレンジしていくことが我々の仕事だと思っていますから、今のところ、諦めて進んで行こうと思っています。
今のお2人の話は、バス事業者大会の時にお話がございました。遠州鉄道さんが作られたマンションの部屋に行けば、バスの接近が分かるというシステムのお話がございまして。私どもではバス停が作れないのであれば、旭川中の人達にバスの接近をお知らせする方法がないかと思いまして、私どもではソフトウェアの会社を持っていますから話をしてみてようやく案ができました。なかなか良い案でしたので、ある会社の副社長にお話しましたら、「豊島さん、それはお話しては駄目ですよ。その話をしたら特許を取られますから、話しては駄目ですよ」と言われましたが、特許の申請は済ませましたので、話しても構わないと思っていますが、NTTさんに怒られるかもしれませんので。
そんなことをいろいろ考えまして、お客様に本当に望んでいらっしゃるバスというのは、どんなものなのか。お客様の要望を聞きながら1つ1つ実施しているということが私の言える全てです。
公害問題についてもございますが、時間もございませんので、また後から話す機会があれば話させて頂きます。