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3.3 今後の合成開口レーダの動向

3.3.1 衛星搭載型SAR

(1)現在利用可能な衛星及び打ち上げ予定の衛星

現在、利用可能な衛星搭載型SARはERS-1/2、RADARSATである(LバンドSARを搭載していたJERS-1は'98年に機能を停止した)。これらの衛星の諸元を表16に示した。これらの衛星についてはRESTEC経由でデータを入手することができる。

 

表16 現在利用可能な衛星搭載型SAR

086-1.gif

 

今後、打ち上げ予定の衛星搭載型SARを表17に示した。

 

表17 今後打ち上げ予定の衛星搭載型SAR

086-2.gif

 

これらの衛星はいずれも複数の観測モードを持ち、入射角が可変である。広域観測モードでは解像度が100m、観測範囲は360〜500kmであり、通常モードでは解像度が10〜30m、観測幅が50〜100kmとなっているが、RADARSAT-2はUltra fineという解像度3m、観測幅10kmの観測モードを持つとされている。

 

 

 

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