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翌年6月進水した第二艘の鉄骨蒸気船の「超武」は全て自国製であり、「その脇骨、輸機及び船上需するところの各件は、ひとしく華工の外洋新式を倣造したるものにかかり、手を放ち自ら造り、外洋より購いたる者と一轍。」1883年1月、「開済」が進水した。これは中国が自ら製造した第一艘の巡洋高速船であり、トン数は2000トン、新式の2400馬力のタービンエンジンを装備し、その「機件の繁重、馬力の猛烈、皆、福建廠の創設以来、日の未だ睹ざるところ。」数百トンの低速の木造砲船を製造できるに過ぎなかった能力から、2000トン級の巡洋高速船を製造できるまでに発展したのは、小さからざる進歩と言うべきである。中国の近代化された新式艦船の大量生産は、福建船政局から開始されたものである。1869年から94年までの25年間に、福建船政局は、各種の艦船を計34艘建造し、その内の11艘はそれぞれ北洋海軍に提供した。故に、福建船政局の創設は「中国海軍の萌芽の初め」と言う人もいるが、全く過言ではない。たしかに、中国の造船史上でも海軍史上でも、福建船政局の成立は時代を画する意義を有していた。

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