出典:Blechman, Bary M. and Stephen S. Kaplan, Force without War: U.S. Armed Forces as a political Instrument, Washington D.C.: The Brookings Institute, 1978, p.40.
1944年、トルコの駐米大使が死亡したという何の変哲もない事象が、1946年、大使の遺族を乗せた米戦艦ミズーリーがトルコに入港した時からダーダネルス、ボスポラス両海挟の自由航行を求めてトルコにかけられていたソ連の圧力がなくなったことは象徴的事例と言えよう。
1946年以降、米軍が関与した215件の国際的な事象の約80パーセントに海軍が使用されたのは、ブース(Ken Booth)が指摘する次の7つの海軍の特長によるものと言えよう。