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なお、高速船対応レーダーに必要となる主なレーダー諸元についてはつぎのとおりと考える。

 

(1)前提条件    :最新の追尾性能より2倍から3倍まで向上させて対応する

なお、その他の追尾条件などはそのまま継承する

 

(2) 高速船対応レーダーの諸元<その1>

 

<従来性能の約2倍とする場合、追尾可能な船舶の最高速力は約70ノット>

 

アンテナ回転数 :10RPM(但し、両面アンテナで実効では20RPM必要)

最高速力の船舶は約108m/3sで移動する

繰り返し周波数 :3KHz

処理範囲はレーダーからの距離20kmまでとする

水平ビーム幅  :0.25°

方位分解能はレーダーから10km地点で約44mとする

ヒット数    :12.5

東京湾システムからの実績による

 

(3) 高速船対応レーダーの諸元<その2>

 

<従来性能の約3倍とする場合、追尾可能な船舶の最高速力は約105ノット>

 

アンテナ回転数 :10RPM(但し、3面アンテナで実効では30RPM必要)

最高速力の船舶は約108m/2sで移動する

繰り返し周波数 :3KHz

処理範囲はレーダーからの距離20kmまでとする

水平ビーム幅  :0.25°

方位分解能はレーダーから10km地点で約44mとする

ヒット数    :12.5

東京湾システムからの実績による

 

 

 

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