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2.「情報処理装置の性能」について

 

既存の来島海峡システムにおける情報処理装置の性能などはつぎのとおりとなっている。

 

従来の情報処理装置   従来の規格              備考

レーダー映像量子化装置  追尾出力300目標(最大)/約6秒  処理周期は約6秒

レーダー映像合成装置   合成出力1000目標(最大)/約6秒 処理周期は約6秒

 

この情報処理の実績値は最新の海上交通システムにおける情報処理装置の処理限界を示すもので、今後の海上交通システムにおける情報処理装置では既存の情報処理装置の処理速度で2倍以上の処理性能(すなわち、その処理時間では1/2倍以下となる)などが必要である。

 

つぎに、今後のVTSレーダー系の情報処理装置に要求される処理性能についての案を示す。

なお、新方式レーダーのアンテナ回転数は双方共各々毎分10回転であるが交互に順次のためその実効では毎分20回転に相当する。

 

今後の情報処理装置    今後の規格               備考

レーダー映像量子化装置  追尾出力300目標(最大)/約3秒   処理周期は約3秒

レーダー映像合成装置   合成出力1000目標(最大)/約3秒  処理周期は約3秒

 

 

 

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