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課目7 - 要員の属性

適用範囲

この授業時間表は、他の業務および当局と調整し、相互に作用し、また、チーム内で作業しつつ、緊急事態、および、密度の高い海洋通航など、緊張の高い状況を含む、あらゆる条件の下で、適切に義務を果たす能力を有すべきVTS運用官にとって必要な要員の属性を取り扱う。

 

目的

コースを完了した時、研修生は、巧みなやり方で、権限ある関係当局によって確立された、認められた原則と手続に合致して、義務を遂行する知識と能力を実証する。

さらに、研修生は、十分な責任感、独立性、VTSチームの一部として他者と協力する意思を実証することになる。研修に組み込まれたシミュレータの使用は、研修生が緊張の高い状況を取り扱い、運用において経験する可能性の高い緊急事態を取り扱う技能とリーダーシップを発達させることを可能にする。

 

科目の概要

● 外交:広報;運用上の電話通信;他の関係者との交渉

● 他との相互作用:前向きで協力的な態度;共感性;建設的批判;指示の連鎖;チームワーク

● 時間管理:複数の多様な仕事の優先順位付け;主導権;批判的思考

● 信頼度:時間的正確性;徹底性;決断力

● ストレス管理:日常的状況;緊急事態;予期せざる状況

● メディア対応

 

課目8 - 緊急事態

適用範囲

この授業時間表は、VTS水域内に生じそうな緊急事態に対応するために必要な知識と技能取り扱う。

 

目的

コースを完了した時、研修生は、遭難、公害防止、その他の特殊事情に関する国内および国際の関連規則の知識を得る。また、研修生は、緊急事態の種類と規模を正しく識別し、関連の偶発事計画を発動し、VTS水域の保護を確保し、実行可能な限り、海洋通航の流れの安全を維持する能力を得る。

 

科目の概要

● 偶発事対応計画:関連の国内および国際規則;遭難;公害防止;その他の緊急事態;状況の優先順位付けおよび対応;警戒手続;提携業務との調整;記録;安全な航路の維持

 

 

 

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