課目4 - 航海知識
適用範囲
この授業時間表は、操船性、船上システムの機能不全、または輸送される貨物の種類の制限を理解するのに十分な船舶および航海の知識を有すべきVTS運用官の要件を取り扱う。研修生は、船上の状況を理解し、VTS水域を通過する船舶の航行に関する事項と問題を船長、水先人、または航海士と話し合うことができる十分な船舶と船舶のシステムの十分な理解も得ることになる。
本コースは、海図作業の手続と実習を取り扱い、衝突規則、浮標式、および航行システムの電子的援助設備、および船上航行設備に関する知識を与える。本コースはまた、船舶の設計事項、いくつかの船上システム、船舶の挙動に影響を及ぼす可能性のある船舶外の事情の理解を与える。
本コースはまた、港湾業務および港湾によって船舶に提供されるその他のサービスの知識を与える。
目的
コースを完了した時、研修生は、海図から情報を読み、海図上に船舶の位置を定め、潮汐表および潮流図から情報を読み、解釈することができる。研修生はまた、方向、流程、または風圧偏位を考慮に入れて、針路、速力、および距離の計算を行いことができる。また、航路の安全に影響する可能性のある船舶あるいは航路から受信した、またはそのような船舶あるいは航路に関する、情報を解釈することができる。
本コースはまた、研修生が、港湾業務の知識と港湾当局によって提供されるその他のサービスに関する情報を調整する能力を得ることができるようにする。
科目の概要
● 航海用の海図および関係出版物を使用するための知識と能力:海図用具;海図情報と用語;浮標システム;位置決定;潮汐表;方向と流程;針路/速力/距離/時間の計算;風圧偏位;針路をとる/針路を正しく保つ;海図の訂正;海図のカタログと会員への告知
● 海上における衝突の予防のための国際規則:内容、適用、および意図
● 航行援助設備:浮標システム、航行援助システムの電子的援助設備
●分離通航方式の特別要件を含む、船舶の航路指定
● 航行援助設備:船上航行設備、電子的航行手段(ECDIS、ECS等)
● 船上知識:船舶用語;危険貨物コード入門を含む、船舶と貨物の種類;船舶の安全性;推進システム;操船;船舶間の相互作用;航路構成および船舶通航移動の、船舶領域への影響;船舶の挙動に対する外力;船舶の船橋手続
● 港の業務:水先;偶発事計画を含む港業務;セキュリティ、曳航および押し船;船舶機関;その他の提携業務