研修スタッフ要件
すべてのインストラクター、監督者、および評定者は、特定の種類およびレベルのVTS要員訓練または能力の評定の適切な資格を有すべきである。
認定されたVTS運用官研修プログラムは、インストラクターおよび評定者の資格と経験が該当品質研修基準の適用に含まれるようにすべきである。そのような資格、経験、および品質基準の適用は、適切な教授技術訓練、訓練評定の方法と実践を含み、以下のパラグラフに述べるすべての該当勧告に適合しなければならない。
インストラクター、監督者、および評定者のほかに、設備の保守、ならびに、実際的な仕事のための資料、作業区域、および供給品の準備のためのスタッフが必要である。
インストラクター
VTS運用官証明の資格を与えることを目的とする要員訓練を遂行する者は下記を要する。
1. 研修プログラムを理解し、実行される特定種類の研修の具体的研修目標を理解している。
2. 研修の目的である任務の資格を有する。
3. VTS科目に関する訓練を与える場合、VTS運用官証明を有し、適切なVTSの経験を有する。
4. 専門家としての適格性と教授者としての適格性が適切にバランスしている。
5. シミュレータを使用する訓練を行う場合
5.1 シミュレータの使用に関わる教授技術に関する適当なガイダンスを受けたことがある。
5.2 使用される特定シミュレータを実際に操作した経験がある。
監督者
要員研修の監督の責任者は、研修プログラム、および、実行される各種の研修の具体的目標を完全に利用しているべきである。
評定者
VTS運用官証明の資格を与えることを目的とする要員能力の評定を行う者は下記を要する。
1. 評定される能力の、適切なレベルの知識と理解を有する。
2. 評定の目的である任務の資格を有する。
3. 評定の方法と実際について適切なガイダンスを受けたことがある。
4. 実際に評定の経験を有する。
5. シミュレータの使用に関係する評定を行う場合、監督下の特定タイプのシミュレータに関して、経験ある評定者を満足させるほどの、実際の評定の経験を有する。