コースを完了するVTS研修生が定められた目標とは異なる義務を遂行しなければならない場合、各科目について課目の目標、適用範囲、および内容の調整も必要となりうる。
コース概要のB部は、各科目に割り当てるべき時間の評価の提案を含む。ただし、この割当は、科目概要における割当と同様、任意であり、研修生が各科目に定める受講要件のすべてを満たしていると想定している。それゆえ、インストラクターは、コースと授業計画を設計する間、この評価を注意深く検討し、各個別の学習目標の達成のために必要な時間の再割当の必要を考慮すべきである。
授業計画
課目の講義は、インストラクターが採用する研修生に適するようにコースの内容を調整し、必要に応じて科目の目標を改訂することを可能にする。インストラクターは、各詳細授業時間表、および、その中でコースでの使用を提案している教科書または教授資料への参照に基づいて、授業計画を作成すべきである。詳細授業計画の学習目標に調整の必要が認められない場合、授業計画は、単に、インストラクターが資料を発表するのを助けるキーワードまたはその他の注意事項を含む詳細授業時間表からなる。
提示
概念および方法論の提示は、研修生が各個別の学習目標を達成したことにインストラクターが満足するまで、いろいろな方法で繰り返し行わなければならない。各科目の授業時間表は、学習目標形式で配置され、各目標は、研修生が学習の成果として何ができなければならないかを指定する。
研修生の進歩の評価または評定
評価基準は、IALA勧告V-103の表1の4列に記入し、研修生が関係のある仕事、職務、および義務を遂行できるかどうかを評定者が判断する手段を与える。
研修生の評価または評定に関する手引きは、コース概要のE部に与えられる。
実施
コースが円滑かつ有効に実施されるためには、下記の利用可能性および利用に十分な注意が払われなければならない。
● 適当な資格のあるインストラクター
●支援スタッフ
● 部屋およびその他のスペース
● 設備
● 教科書、技術文書
● その他の参考資料
徹底的な準備は、コース実施の成功のカギである。