1. 仕事の能力、標準運用手続、および関係VTSセンターに固有の要素に従って構成される。
2. 現実的な仕事中心の雰囲気の中で提供される。
3. A部 スタッフ要件に従って適格とされた者によって遂行、モニター、評価、支援される。
モデル研修コースを手引きとして使用するには、研修および運用要員は、コースの概要、B部、およびVTSセンターによって提供される具体的業務に関連する情報を検討すべきである。
その検討から、各センターは、当該センターにおいてVTS運用官に要求されるすべての義務を果たす能力を研修生が得るように、OJT訓練コースを作成し、文書化し、教示すべきである。
講義
これは実際的な仕事中心のコースであるから、形式的な講義はないこともある。センターによっては、正式な教室の場で設備、地理、および/またはその他の研修を提供する必要を見い出すかも知れない。その場合は、コースの概要に基づいて、それらの項に関する講義計画が必要である。その講義計画は、教科書、研修資料、研修補助、および、コースの提供中必要とされる研修生資料への言及を含まなければならない。
講義、およびそれに続くOJT研修における各種任務および仕事の遂行は、OJTインストラクターが、研修生が必要な能力レベルに達したとして満足するまで、繰り返し行われるべきである。インストラクターは、研修生が必要な能力レベルに達することは不可能であると感じたならば、いつでも、改善研修を提供するか、または、VTSセンターあるいはVTS当局が適当とみなす措置を取らなければならない。
研修生の進歩の評価または評定
評価基準は、個々のVTSセンターのニーズおよび使用される研修のスタイルによって異なる。評定者は、研修生の証明記録が裏書きされる前に、仕事中心の環境でVTS運用官の職務を実行する研修生の能力を確認する能力がなければならない。研修生の評価または評定に関する手引きは、モデル研修コースのD部に与えられる。
実施
コースが円滑かつ有効に実施されるためには、下記の利用可能性および利用に十分な注意が払われなければならない。
● 有資格OJTインストラクター
● 支援スタッフ
● 設備の利用可能性
● 操作マニュアル、教科書、出版物、その他の参考資料
● 監督の下で任務を実行する十分な機会