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TETRAの特性には単一チャンネルにおける単一回線の動作を妨げるようなものは何もないが、この点が、何れかのメーカーによって、その製品納入の第一段階においてサポートされているかどうかははっきりしていない。単一回線の呼び出しは、『直接モード』と連携している(現在のTETRA規格における移動体から移動体への呼び出しと、基地局への放送呼び出しとは、通常、経由通話(talk-through)モードで取り扱われることになると思われる)。基地局を経由する通話は、基地のより強い出力電力を用いて再送信されるという利点はあるが、スペクトラム上は効率が低い。但し、規格におけるこの分野は、まだ、作成の途中にある。

 

図1 TETRAを用いて居る効率的な単一回線の放送

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