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論題3-デファレンシアルGNSS

論題議長-Mr GH van der Ent オランダ

日本におけるDGPSの正常運用

Mr. T. Nitta 海上保安庁 日本

日本におけるDGPSの実行を紹介している。IALA勧告に従い、当初試験と開発目的で2局を運用した。テストは成功したので順次27局を日本の沿岸地区に展開しようとしている。

新DGPS局を設置するにあたり、より効率的なアンテナを使用し、より安定した信号を海上ユーザーに提供しようとしている。

 

DGPS局の有効範囲

Dr. R Harris 海上保安庁 オーストラリア

紹介は中波ビーコンDGPS放送局の到達範囲に影響する因子を述べている。AMSAが使用した信号監視機器を説明し、オーストラリア近辺の各種の場所で機器を使用して達成した成果を要約し、従来の到達範囲予測手順で出した予測値と比較した。

結論はDGPS放送局の正常伝播範囲に類似している。

 

ノイズ環境下でのDGPSビーコン受信器の性能

Dr. H E Speckter ドイツ

紹介はラジオビーコンからのDGPSサービスは良く設定され、海洋社会で受け入れられているが幾つかの点はさらに改良すべきだ。これには利用率水準の保証、サービス地域の定義と規定、利用率とサービス地域について受信機設計の影響が含まれる。

ドイツ管理当局はこの問題に深く留意し、試験方法、電子機器の開発とテスト、記録したノイズ信号の種類、得られた結果を記載している。

 

DGPSの勧告

Mr. J W Spalding 米国沿岸警備隊 米国

DGPSとDGLONASSを統合して使用すれば、他のシステムへの依存度を減らして港湾進入や接近水域に関する高精度の航海情報が得られると認める。しかしこれが運用上できるにしてもその前に2つの衛星航行システム間の測地データーと標準時間の差を解決しておかなければならない。資料は2システムを統合する最上の方法を決める研究結果と、DGNSSサービスを遂行する推奨モードを示している。

 

 

 

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