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浮標レーダー信号強化のための能動的レーダー目標エンハンサー

Mr. J Doyle アイルランド灯台局長 アイルランド

レーコンが航路用浮標を長距離で識別する為のレーダー目標エンハンサーの利点を記載している。テストは設標船のレーダーを使用し鋼鉄製、1級直径3mの浮標に対し標準条件で実施した。浮標に取りつけたレーダー目標エンハンサーの運用を監視する方法の説明があった。

討論

参加者:Mr. Dr. H Speckter, ドイツ、他オーストラリア、カナダ、ノルウエー

大型のレーダー反射体は浮標には不適当である。理由は大きな反射体の偏流によって浮標の動きに逆う効果と、水面上の余分な重量があるためである。設標船を含めた何隻かの船で確認したのは、レーダ反射体を取りつけた浮標の検出は改善され、9〜10マイルの範囲である。信号は、以前の反射体から得たよりも安定している。レーダ目標エンハンサーは3mの高さに取りつけているが、高さを変えると効果に影響が出るかの比較測定をしていない。設標船が通過した時だけ監視システムを使用した。その結果推定電力消費量は、0. 1Wh/日である。 エンハンサーの電力消費量が9Wh/日であるから監視システムに必要な追加電力は問題とならない。

 

中波ビーコンの将来

Dr. N Ward トリニティーハウス 英国

資料はレーダーとレーダービーコンの最近の発達を述べ、近代レーダーと一部レーコンの間で不適合があることを確認した。レーコンの反応は、レーダーが他の搭載機器と統合した結果を標示する方法に変更する必要がある。レーダー設計の将来方向を討議し、代替技術の可能性を調査した。

討論

参加者:Mr. J Doyle アイルランド

レーダーでアンチクラッター装置を使用するとレーコン信号が失われる問題の質問:主な問題はレインクラッターの制御である。レーコンのオン/オフ時間を詳細に調べると、時間の比率を変更すると効果が出ることがわかった。レーコンのオン時間が20秒を超えると信号が出る。しかしオン時間が10秒では信号は出ないかもしれないが、これは実行可能な解決法ではない。

 

 

 

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