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セクション8

電波標識

6月18日(木)

一日議長-Mr. A Smart (オーストラリア)

論題1-一般

論題議長-Mr. W Paterson (スコットランド)

基調講演

将来の電波航行システム

Dr. D Kugler ドイツ

基調講演で衛星電波航行システムの発達とGPSとGLONASSの現状を簡単に説明した。更に世界の各地で、各分野のユーザーが地上電波航行システムを継続して使用している。海上電波航行システム、中波ビーコンから、世界陸上地域システム、衛星システムまでの開発を概説した。将来電波航行システムの使用は、マルチモードであるべきであることを強調した。衛星があっても既存の航路標識は維持管理するべきだ。GPSとロランCの補足使用は一歩の前進だ。しかし民間の地球航行衛星システムがまさに始まろうとしており、一つのシステムでは全ての要求を満たせないかもしれないが、これが多くの使用目的に適応するべきだ。

 

フランスの電波航行計画

Mr. A. Pelle STNMTE フランス

フランスの沿岸水域をカバーしている各種の電波航行システムからRTCM104を使用したDGPSへの変更を紹介している。DGPSで期待出来る利点を説明し、幾つかの特徴をネットワーク上でテストした。テストの狙いは、フランス沿岸地区でのDGPSの使用は、"地域航行システム"として区分するのに適していることを証明することにある。

討論

参加者:Mr. A Christiansen, Mr. J Manchard

Eurofix 実用化の可能性に関する質問:フランスは衛星システムのバックアップとして代りのシステムを検討しており、ロランCの必要性に気づいている。フランスでは各種の通信セクターが実用研究で共調しており、利用できるマルチモードシステムに到達するかどうかがわかる。検討しているシステムの一つがEurofixであり、数週間後に実用研究の結果がわかる。

 

 

 

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