キール運河における将来のVTS
Mr. K H Hamer Seezeichenversuchsfeldドイツ
キール運河の歴史と船の安全輸送を確実にする現在のVTS配置を説明している。将来キール運河の殆どの操作は自動化すべく計画中である。船舶の位置と速度がわかるトランスポンダーを整備することにより電子水路/時間図でより簡単な船舶の管理と灯火標識の遠隔制御を可能ならしめうる。特殊データ処理が交通流の効率化に貢献する。プレゼンテーションに続いて、ドイツ当局は下記の情報を追加した;
"新キール運河VTSの主要部分は、電波航行センサーによる位置決めをもとにした搭載式トランスポンダーである。安全と経済性の理由で、2つの独立し補足しあう電波航行システムが位置決めの基礎になっている。Eurofixデファレンシアルサービスで補強したGPSとロランCがこの目的のために使用される"。
討論
参加者:Cap. F F Weeks IALA
Mr. Hamerは、運河を通過する船に可搬式トランスポンダーを設置しGPSとジャイロ及びAISとリンクしたVHFを追加する案を示した。
ロシアにおけるVTSの現状
Mr. V. Vanioukov ロシア
ロシアにおける現在のVTS構成を示し、将来のVTS制御の開発構想を示した。多くのVTSプロジェクトがサービスを開始しており、将来はAIS設備やDGNSSを追加する。基地のある場所とそこにある機材を示した表を各委員に配布した。