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6月15日(月)

一日議長- Mr. M Kojima (日本)

論題3-光波標識

論題議長-Mr. A Wilkins (英国)

米国沿岸警備隊の導線の標準化

Mr. C K Anderson, 米国沿岸警備隊 米国

発表は日中と夜間の両方の視覚標識を含めた信号規格と、導線を制御する機器の開発における沿岸警備隊の最近の活動を取り扱っている。水路管理者が直面している多変数方程式を早く容易に解ける計算シートプログラムは導線の設計と信号機器の選定を支援する。

討論

参加者:Mr. K Sutton Jones英国、Mr. R Backstrom フィンランド, 他ドイツ

夜間と日中の信号電源の切り替えに関する質問に答え:一部の装置は自動的に切り替わる設計になっているが、他は何時も同じ電源である。設置場所や設置条件によると回答。

複式シールドビームシステムを試したが光源から2マイルまで点光源が見えた。

米国で導線を使用している場所では、重要な要因とは考えられていないのでコンピュータープログラムの開発に波の高さを考慮していない。しかし潮のデーターは使用している。昼標板使用の利点について、彼はある場合には、昼標板は良いと言う。4海里以上は灯光が良く、2海里までは昼標板が良い。選択は使用詳細や基地の要件による。浮標について、GPSやDGPSシステムの出現で灯光やその他の視覚標識は必要が無いとの意見がある。しかし発表者の意見では視覚航路標識は常に必要であり、Andersonもこれに同意した。

米国のテストと経験から最低範囲として使用する10海里は良い基準であり、20〜30海里の見え方の変化は大きな問題でないので、最大範囲を決めるのは重要でない。

 

レーザー技術と海上航路標識の近代化

Mr. R Beauchesne, カナダ沿岸警備隊 カナダ

資料は緑光を発する半導体を使用した、擬似分弧灯の開発に関するカナダ沿岸警備隊の経験を記載している。レーザー技術は、気象条件の測定に使用したり海上航路標識のコストを減らす可能性がある。従来の導灯と比較してDGPSやECDISの補足にこの擬似分弧灯を使用した船員の見解も記載した。

 

 

 

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