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航路標識に対する実用的な情報管理システム技術

Dr. Wang Wei Shi, 上海航路標識工場 中国

本資料は既存の技術を使用して自動管理システムを設置し運営する方法を説明し、システムが実行可能であることを実証した。このシステムの主な特徴は、設置と運用の簡単さ、低コスト、高い技術信頼性である。これらの特徴は、多くの低開発国にとって魅力的であると思われる。

討論

参加者:Mr. J. Sugarman, オーストラリア、Mr. H. Grewal, インド

Dr. Shiは、このシステムは上海では機能していると述べた。自動と手動のコストを比較したかの質問に対し彼の回答は;まだ1年しか使用していないので評価するには時間不足であると答えた。

 

2000年時代の航路標識の維持管理

Mr. T. P. Adams, トリニティーハウス 英国

運用と技術部門間での維持管理機能を合理的にする方法を説明し、広範囲にコンピューター化した維持管理情報サービスの導入と共に運営コストを実質的に減らしシステム利用率を改善した。

討論

参加者:Mr. E. Sire, ノルウェー、Mr. J. Sugarman

充分な資金があるかの質問に対し、アダムスの答えは、5Mスターリング(英貨)で充分だ。どんな項目をコストに含めたかの質問に対し、人件費である。資金回収が要求される場合を除き通常は、歳費や通常の機器の費用は含めないと回答した。

 

維持管理システムによる統合管理

Mr. J. Weeninck, 海上保安庁 オーストラリア

計画、運用管理、及び報告システムの核心モヂュールとして、航路標識管理と情報システム(NAVMIS)で知られているシステムに対するオーストラリア海上保安庁の要件の説明があった。使用しているシステムは、市場で入手できる維持管理システムを基にしていると説明し、開発の為の実行と計画の経験を記述している。

 

 

 

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