討論
参加者:Mr. J Doyle, アイルランド、Mr. H Cleveland, 他、英国、スウェーデン
将来DGNSS、ECDIS、その他舶用レーダーを含む近代的技術が導入された後の浮標の必要性に関する質問に:一部のユーザーには浮標はもはや必要でないとの意見があるが、99. 7%以上の信頼性の有りそうなシステムはまだ無いので、将来全ての浮標を無くすのは適切でない。とにかく全ての船がこんな優れた機器を搭載しそうにないので、無い船には浮標やその他の伝統的な標識は多分必要であろうとの意見もあった。
論議中に浮標監視の問題は、会議の後のセッションでより詳細に取り扱うとの指摘があった。GNSS送信の干渉とジャミングの可能性の問題が持ち上がった。衛星からの航行情報が完全に失われるような自然干渉は起きそうも無いが、計算位置の精度低下は起きうる、との説明があった。ジャミングに付いては、米国当局は来世紀早々に民間で使用する第2周波数を提供する。これでジャミングの問題は解決するだろう。
将来航路標識プログラムを検討するとき、水先案内人、その他の利用者、人的要因等あらゆる問題を考慮する方法の説明があった.
要約
論題議長のセッション結論は、サービス水準の変更は必要である。しかし最大の成果を確実に得る為に、かかる変更は特定区域に関係した最も適切な決定を評価する異なる方法を使用して、充分に計画し実施されなければならない。ユーザーグループは適切に相談し、提案された新手順の信頼性とシステムを使用する方法を知ること。
論題2-維持管理
論題議長 - Mr. J. Sugarman (オーストラリア)
アイルランド灯台サービスにおける集中管理の信頼性評価
Mr. Mc Cann, アイルランド灯台長官 アイルランド
この発表は、集中管理の信頼性(RCM)が如何にして経済的に優れた維持管理機能を開発させるかの大きな一歩を踏み出したと説明している。アイルランド灯台長官は灯台維持管理のRCM手法を導入し評価するパイロット計画について述べた。
討論
参加者: Mr. H. Cleveland, 米国、他スコットランド、フランス、オーストラリア
集中管理信頼性の評価をするのに要した人員と時間の質問に対しMc Cannの回答は:
3技術分野からの代表3人で一回3-4時間の会議計90回を要した。
このプログラムでコスト削減が実現したかの質問に対し: 製作者が要求した維持管理費用の60%を減らし、さらに出張費とその他の一般管理費用を減らすなど大幅な金額を減らせた。訓練費用は7500アイルランドポンドであるが、この数字は、チームリーダーを訓練し、彼にチーム員を訓練させれば大幅に減らすことが出来ると述べた。