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マーケティングと会報

数年前IALAの会報は若返ったことに気がついたであろう。会報はカラフルになり今までより現状を反映するようになった。この変化が会員に受け入れられているのを見れば、海洋社会におけるIALAの存在はその改善の一歩を進めたと言える。更に年間報告書を発行して、会員や海洋社会間の情報水準を改革した。

勿論年間報告には数年前の達成事項の要約もあるのは我慢しなければならない。然し現在多くの航路標識サービスで実施されている多くのプロジェクトについて情報を要約する利益はある。会報をより現実的で魅力的にさせる可能性が潜在している。この可能性を目覚めさせ使用するには、全航路標識サービスの活発な参加と貢献が必要だ。

委員会の効果

IALAが考えている多くの目的の内主要なものは規格の必要性と重要性である。船積みと同様に、航路標識業務の特質は世界の規格化を要求する強い国際性を特徴としている。航路標識のインフラストラクチャーの多くは計画されない傾向が増えており、国際的に了解された規格に基づかず単独又は冒険しないことを理由として設置され、使用されている。

そこで、将来計画検討委員会の最初の成果はこの点に焦点を絞り、各委員会に対し、規格についての勧告を設定することに集中する様連絡した。これが重要な作業であると思えた。これに従って委員会の作業計画を調節した。更に委員長と副委員長指名の規則と委員会の作業規則を設定した。

工業会員との協調

IALAの仕事に工業会の会員を参加統合して更に強化する各派共通の考えが浮上してきた。密接な協同に向けての第一段階としてIALA理事会にオブザーバーとし工業会員を参加させる案が提示された。対応して委員会への参加が工業会員代表に示されそれぞれ了承された。また工業会員の製品リストが完成し、これが市場の透明性を改善した。

IALA憲章の見直し

検討委員会活動のごく最初から、活動方針的話題の殆どは、憲章の問題に関する論議で終わるのが明白であった。そこでグループは最近の開発と新要件に対応する為に必要であると考えられる憲章の見直しの問題に集中した。新憲章の原案は意見を聞く為会員に送付し、受領した返事を見ると基本的には了解を得たと推定された。

新憲章改革草案はこの総会で論議されるが、このセッションで前もって背景を説明するのは有益であろう。

過去4年間、協会の名称に関する長時間の論議がおこなわれた。多くの提案を検討した。しかしこの件で思い出してほしいのは、名称変更の取り組みは、10年以上前のVeldhoven会議までさかのぼる。

事実航路標識の範囲は過去数年間で劇的に拡大した。VTSと電波標識の領域でシステム技術の新領域は出現し、これはまだ現在の協会の名称には明確に定義されておらず、確かに英語版には無い。もはや受け入れがたい多くの理由がある。活動方針グループの対案行動で、下記の名称変更提案の提出を了承した。

 

 

 

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