● VTSセンターで管理、運用する要員を選定する為のモデル運用作業記述書を作成する。記述書は、充分な資格があると想定されるVTS要員に期待される適正な技術水準を定めていること。
● VTS要員採用の指針を作成し、所定の運用作業記述書の資格の有る要員を養成するのに必要な訓練要件を決定する。
● 訓練と認定計画の枠組みの中でモデルコースを設定し、これを国際協定とVTS要員の要件を導くIALA勧告とする。
グループは、VTS要員の訓練と認定についてのIALA勧告設置は1998年IALAの前に完結するよう指示されていた。グループは設定以来3回会合し:
● VTS要員に訓練と認定に関するIALA勧告V-103を完成し本会議で会員に配布した;
● VTS運用員、VTS管理者、VTS実施訓練それぞれ3モデルコースの設定を了承し;
そして
● VTS運用員のモデルコースを設定した。
IALA勧告を国際的に承認可能とする為、特にVTS要員の訓練と認定を含む規定の開発に関連した1995年STCW会議の決議10を承認し、能力図の形成はIMOの船員の訓練、認定及び当直員規則(STCW規則)を含む船員の為の規定に類似している。
同様にVTS運用員のモデルコース草案の構成は、IMOが船員のために開発したモデルコースの構成に厳密に従っている。勧告を少し詳しく見ると、勧告には下記の章、表、付属書を含んでいる。
第1章 序文
第2章 一般規定
第3章 VTS要員
第4章 選定と採用
第5章 資格と認定
第6章 訓練
第1表 VTS運用員能力図
第2表 VTS管理者能力図
付属書1 VTS運用員職務記述書
付属書2 VTS管理者職務記述書
付属書3 VTSセンターの管理者
付属書4 適正試験
付属書5 VTS運用員認定の実例