この指針はISO9000の枠組みを元にした品質管理を導入し、また導入しようとしている委員から感想を求められた後で作成した。 この資料はISO9000とその航路標識用を紹介しているが、ユーザーはISO9000の品質管理システムを達成する為の枠組み、道具、方法に過ぎないことを忘れてはいけない。資料は書類作成要件、仕様の種類、認証、及びISO9000の種類について詳細を論じている。この調達、航路標識機器の維持管理と修理、及びシステムに関する指針は、1997年12月理事会を通過した。
遠隔操作と監視の部門では、委員会は両部門が密接に関係し、最終的には一つのIALA書類となると保証する。一つの仕事は監視計画についてのIALA委員の方針を決定し、監視するべき各種類の航路標識の指針を作成する。2番目の仕事は電波航法委員会と共に遠隔操作と監視システムに使用する各種の可能な通信媒体システムを調査し、この使用に指針を与えることである。IALA会員の調査と、電波航法委員の有益な助言の後に、(Ruttle委員長と委員に感謝)我々の作業グループは航路標識の遠隔操作と制御に関するIALA勧告と指針を作成する。監視と制御の目的、その方法、監視する標識とパラメーター、監視所設計理念と機器、通信回線、マスター局の表示装置、データ管理、及び維持管理とテストなどの指針を提供する。1998年4月の会議で指針は完成し、今春理事会に送付した。
エネルギー源の部門では2資料を作成し、理事会で完成承認され印刷して会員に送った。
この作業はこれで完結した。
IALABATT研究会と前回の委員会が起源である一つの仕事で、バッテリー取り扱い安全の指針を作る作業があった。これにはバッテリーの設置、維持管理、運搬、再生と廃棄を含んでいる会員からデータを集め何度も草案を作り後に、バッテリー取り扱いに関する安全指針は完成し1996年の春理事会を通過した。
エネルギー源の2番目の仕事は、太陽光発電システムを検討し、アレイやバッテリーの寸法決め方法を含む設計の指針を作成することである。 委員会はまず第一段階として委員の現状における航路標識の電力事情、太陽光発電システムの合計能力、使用している最も一般的な機器、最も故障を起こす機種を固定標識と、浮体標識別に調査した。回答があったデータと既存のIALA指針(1989年、太陽光発電システムの指針、1993年、航路標識の太陽光電力に関する実務指針)をもとに委員会は、海上標識の為の再生可能エネルギー源-太陽光発電システムに関するIALA指針を作成した。このなかで海上標識で使用する太陽光発電システムの設計上の全局面に関する助言、調査回答の集約、97年に更新されたIALA太陽光発電システム仕様が得られる。本指針は1997年10月完成し12月に理事会を通過した。前回の会議のIALABATT2で提示された結論の中に提案されている。
エネルギー源の3番目の仕事は、バッテリーを使用する標識類の負荷プロフィール様式を計算し定義する標準様式の開発である。この作業は予想した時点に向けて順調に進み、前回会議で完結すると思われた、しかし結局我々は完結した指針草案に充分に満足せず、秋に開催される技術委員会会議で改定見直しを行う。