エンジニアリング委員会の委員長、Mr. H. Clevelandの報告
事務局長、会長、IALA委員、皆さんおはようございます。今朝ここハンブルグで皆さんとお会いし、前回の委員会以来4年間のエンジニアリング委員会の作業を報告することは喜びである。他の委員会と共に、技術委員会は前回の会議で決まった委託事項にしたがって作業を進め、理事会が定期的に見なおし批准した作業プログラムの輪郭に作業を収めるように努力を集中した。
我々のプログラムは年に2回配布した半年毎の会議報告に従っていると思う。今日の報告は委員会が生み出した、または期間内で作業中の特別の成果に絞って行う。作業を行うとき我々は会議を全体会議と作業グループセッションに分け、進行度合いを要約し最終全体会議で将来作業の了承を取る。我々は4作業グループを使用し、一度に2会議を開き、注意深い見直しと将来の委員会成果の進展に意を注いだ。
4グループとは:
● 固定標識と浮体標識のWG、議長:水先案内人協会Mr. Adrian Wilkins水先案内人協会
● 品質保証のWG、議長:カナダ沿岸警備隊Mr. Roger Beauchesne カナダ沿岸警備隊
● 遠隔操作と監視のWG、議長:ノルウェーMr. Reidar Kjennbakken ノルウェー
● エネルギー源のWG、議長:フランス灯台サービス:Mr. Guy Cuntyフランス水先案内人協会
後で4グループリーダーは会合する。セッション中は金、月、水に行う。進行中の活動の一つは固定標識と浮体標識の分野で、新技術のコスト効果を求めて継続して検討し評価しながら4年間かけて最近開発した灯器にタグの取り付けである。又我々は3資料を作成し理事会の承認を得て印刷し委員が使用できる。
もう一つの作業は、浮標、係留具、ビーコンの計算機支援設計(CAD)の利点、欠点の情報収集である。この作業はメンバー全員が使用するコンピューターアプリケーションの調査に突然変化した。結果は経営、統計、設計、管理アプリケーションに使用されている17カ国8言語72プログラムの書類となった。1996年8月灯台サービスに使用するコンピュータープログラムに関する報告を発行し、関心のある委員の為に所有者、連絡個所を添付した。
もう一つの作業はプラスチック浮標の予測寿命と、他の材料で製作した浮標との長所と欠点を比較した指針の製作である。調査に対応して、委員の灯台サービス経験を取り入れたので、プラスチック浮標に関するIALA指針は何種類ものプラスチック浮標構造の論議を提供した。指針は各種の用途における長所と短所を記載し、寿命までのコストは鋼鉄製の浮標と価格競争力があると概略解説している。指針は1997年の秋発行した。
副題の3番目の作業は灯台維持管理、改良改修、環境からの保護、灯台にヘリコプタープラットフォームを設置する為の指針を記載したハンドブックの作成である。この作業は1990年と1994年のIALA会議で関心のあった問題に基づいている。
指針は灯台の建設材料と技術の差を記述し、接近し易さと運送の問題、物理的環境的影響からの保護を論じ土木工学との関連で維持管理の見込みを示している。灯台の維持管理に関するIALAの指針は1997年12月で完了した。
品質保証の部門では、委員会は信頼できるデータの収集方法と分担の準備を検討し、次の4年間も継続する。しかしこの期間に取り扱う主な作業は、購買、維持管理、及び航路標識機器とシステム修理の検査手順の品質保証方式に関する指針の更新である。