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20分では我々の作業の見出しと今後やろうとしていることを示すのみだ。

1. IALA海上浮標式。 我々運用委員会は同浮標式が機能しているかを監視しており今は休息していて、この期間内にシステムの変更を提案していない。

2. サービス水準(LOS)。 これは困難な問題であり我々にとっても困難であった。要するにLOSで、船員が灯台当局に期待できる海上標識サービスのタイプを規定する。LOSは下記の事項を明確に述べ、表現するべきだ: 範囲、品質と量である。LOSの追加情報に関しては発行済みの指針とNAVGIDEを参照。Jaques Lorquesとその作業グループとアイディアを提案したカナダ沿岸警備隊に特に感謝する。この問題に特に関心のある人は昼食後に始まる計画とサービス水準のセッションに参加されたい。

3. 品質管理。 品質管理システム導入の為の指針を作成し、またこれらの指針はNAVGIDEにも含まれている。この指針はISO規格を基にし、エンジニアリング委員会が作成した報告書と繋がるものである。委員会は2報告書に共通の序文を作成し2資料をIALAの品質管理指針とするように事務局に依頼した。品質管理指針作成の良い仕事を完成させたAnker Nissenとその作業グループに感謝する。この問題に関心のある人は明朝のセッション管理支援に参加し実作業の経験を聞くと良い。

4. 設標船、小型船とヘリコプター。 この問題は4年の間議事項目に載っており、我々は初め正しい方法を見付けられなかったので問題であった。しかしPhilippe Rouxが、2年前にわれわれメンバーの為に行った調査により、船舶及びヘリコプター使用のデータベースを構築し問題を解決した。彼に感謝する。できれば事務局がこのデータベースを利用し、将来更新できることを希望する。私の見解ではこのデータベースは関心のある人に価値ある情報を提供し、技術が如何にして利用できる情報を会員に提供し容易に更新するするかの良い見本となる。この会議でこのデータベースを実演したい。

5. 衛星航行とECDIS(電子海図表示情報システム)の影響。 船は衛星航行機器を幅広く搭載しているが、それでも従来式の見る航路標識が必要である。ECDISに関して言えば、かかる機器の導入は数年前に考えられていたよりも遅い。主な理由は公認海図が不足しているからだ。我々はこの課題に対し"次の10年間、海上ユーザーの運用要件を形成する現在と将来の電波航行システムの効果"と命名した論文を発表した。この論文は理事会で論議され、運用委員会は毎年この論文を更新する作業が与えられた。この論文は電波航法委員会の類似論文と共に読むべきだ。両論文は最近のIALA会報に載っている。

6. NAVGIDEの見直しと改定。 本会議の参加者にはNAVGIDEの第3版のコピーが配付されることとなっている。一人一部であるがその他に買うこともできる。運用委員会は出版の改定更新に責任があるが、意見や入力記事は他の委員会から送られてくる。そして全ての委員が参加した調整会議が1997年1月に開催された。英語の校正版は委員会副会長であるトリニティーハウスのSteve Dunningが監修した。会議に新しいNAVGIDEを準備した彼とそのスタッフに感謝する。

 

 

 

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