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この技術の成功が、現在IMOで検討しているSOLAS条約第5章の改定を含むAISの搭載要件になるよう希望する。もしNAV44の7月セッションでAISの搭載要件を勧告するなら、IALAの特別作業グループは次の段階の計画をする為9月に会議を開く。

1996年のVTSシンポジュウムはロッテルダムで開催された。これは大変良い参加者の多い行事でその結論はIALAの作業に取り入れられた。我々は今シンガポールで開催されるVTS2000の計画に取り掛かっており、本会議の最終日にシンガポールMPAは貴方方全員をVTS2000に招待する。

ロッテルダムシンポジュウム後でのIALAのその他の義務は、VTS要員に対する採用と訓練の為の国際基準を作成することであった。これは、理事会で承認されたIALA勧告を効率的に作成した特別臨時グループを編成して実行し、この会議に提出した。

全IALA勧告と指針は、検討中の1〜2点を除いて改定版を再発行し、NAVGIDEの新版とVTSマニュアルは印刷し各委員に配布した。更に新勧告の範囲と問題になっている指針、プラスチック製浮標、灯台の維持管理、品質保証、再製可能エネルギー源、バッテリーの安全取り扱い、サービスの水準、及び品質管理と外注を作成した。

古い無人灯台の問題は良く知られていて、結果としては歴史的灯台と航路標識についての諮問パネルを創立した。 パネルは成功し結果の一つは世界の歴史的灯台の本である。

最後に言いたいのは、会員が良く読んでいるIALA会報(機関誌)の変更と近代化である。増加する需要に応え事務局職員を強化した。 我々は最近E-mailアドレスを取得し、丁度ウエブサイトを開始したところであり、会議期間中に実演し将来更に発展させる。

これで私のセッション概要の紹介を終了する。 運用委員会の活動を報告するノルウェーのMr. Eirek Sireを紹介する。

 

運用委員委員長、Mr. Eirek Sire, の報告 運用委員会1994年〜98年

皆さん今日は。今日は1998年6月10日です。殆どの人は1994年の4月は遠い昔と言うだろう。4年以上も以前だが、この間に多くの仕事をやるべきだったろう。これは私が以前1994年4月に思ったことだが、しかし開始するときには時間が有り、私は少し楽観視し過ぎたようだと言える。年に2回の作業セッションでは作業時間は限られており、事務局、理事会、委員会が折に触れ我々に割り当てる全ての作業を処理することは困難であるのは経験が教えている。

しかし1994年我々は楽観的に15人の会議参加者と元IALA事務局長で書記のNorman Matthews氏とで開始した。会議の平均出席者は約15名であったが、ある会議では20名出席した。1994年の会議のメンバーは今日50%しか残っていない。彼等の多くは退職したか、機関内の他の職場に転出した。1996年から我々は元トリニティーハウス技師Frank Holdenを書記として受け入れた。彼は他の全委員会の書記をしていた。我々の作業に参加した国のスライドを映す。これらは西欧のものばかりではない。

 

 

 

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