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セクション3

IALA活動の概要

IALA事務局長Mr. T Kruuseの司会で、各IALA委員会、工業会委員会、歴史的灯台保存作業グループ、VTS要員に対する訓練と認定の臨時グループ、他の国際機関との連携についての活動報告が行われた。

Mr. Kruuseの開会の言葉

第14回国際IALA会議の第一作業セッションに歓迎する。美しいタワーホールでの開会式典と歓迎会から充分に回復したと思う。

本概要セッションでは先の米国ハワイでの会議以降IALAが行った作業の個別発表を行う。各委員会委員と技術顧問者は責任担当分野の発表を行う。そのため、私はこれら分野の詳細事項に触れずに、過去4年間に達成されたより重要な個所を言及する。

国際舞台でのIALAはIMO、IHO、IAPHと合同活動で密接に協力し、航行の安全を増進し東部、南部アフリカの環境を保護した。1995年4月マプト会議を開き関連機関は勧告を追跡調査した。 マプト会議、調査グループがケニア, タンザニアを訪問し、1997年3月タンザニアのムワンザでビクトリア湖の安全に関しIMO、IHO、IALAの合同セミナーを開いた。このセミナーで提案したのは、水上通信の地域計画、捜査と救助、水路探査と合計123個の航路標識の再設定と設置であった。この計画は現在政府が検討しており最終過程にある。

この作業は継続しており、今年1月モンバサで開いたセミナーでのアフリカ港湾の勧告に続いてセミナーは現在1999年に西部と中部アフリカを検討している。

私はIALAに代りアフリカでの活動に支援をしてくれたPORTNETに謝辞を述べたい。我々の技術顧問Peter Kentは他の機関との協同作業の報告をするが、私が言いたいのは、我々の作業はヨーロッパユニオンの為であり、地中海でロランCチェーンを再設定するためであり、IALAはロランCチェーンが海上安全に重要であり、その継続は電波航路標識のIALA方針にしたがっていると考えている。しかし不幸にしてこの作業は成功にほど遠く、おそらくヨーロッパ電波航法計画の欠如が原因であろう。

レーダ測定を元にした波浪予測についてのWMOの主導は、将来VTSにとって価値のある手段となることを示している。 結果として会議はIALA主導で継続したが、推進は遅く実物の試験はまだ実施されていない。

VTSでは、自動識別システム(今ではAISと呼ばれている)に我々の協会はずっと関心を持っており、作業が進み、世界的な技術解明に到達するまでに漕ぎ付けた。我々はこの作業に成功しており、製造者と非常に良い協同作業をし、Mr. Frank Holdenは成功に大きな影響を与えたことに言及したい。

 

 

 

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