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セクション1

執行部要約

第14回IALA会議は1998年6月9〜19日にドイツハンブルグのCongress Centrum(中央会議場)において、ドイツ運輸省、輸送技術通信局長、工学博士、U. Klingeの司会で開催された。本会議はドイツにおける最初のIALA会議である。47カ国から350人の代表者が参加した。IALA事務局は、事務局長、Mr. T. Kruuse, 管理部長、Mrs. M-H. Grillet, 技術助手、Mr. B. Kelloway, Mrs. H. Waisman, 技術顧問、Mr. P. E. Kent, 編集部長Mr. P. Ridgwayが参加した。

 

開会式

開会式において、工学博士、U. Klinge, ハンブルグ市長Mr. E. Runde, IALA会長Mr. R. Kingston, IMO事務局長Mr. W. O'neil, ドイツ連邦運輸省政務次官Dr. N. Lammertが挨拶した。

 

セッション

開会式に続いて、委員会は技術セッションに分かれ、事務局長の司会により、第13回会議以来のIALA活動概況説明をはじめた。歴史的灯台の保存に関するワーキンググループ及びVTS要員の訓練と認定基準に関する臨時グループの活動概要を発表し、Mr. Kentは他の国際機関との関係について話をした。

概要の後Dr. Klingeは将来のIALA活動方針について発表した。

技術セッションは連日下記の問題が討議された:

 

● 運用-サービスの計画と水準、維持管理、支援、設標船と業務用船、及び将来計画

● 技術-浮標、エネルギー源、光波標識、及び遠隔運用と監視

● 船舶通航業務-システムの提供、運用、情報の提供、情報入力、及びVTS要員

● 電波標識-計画と電波標識、自動識別システム、デファレンシアルGNSS及び将来計画

● 歴史的灯台の保存

 

合計95件の技術資料を入手し、これらのほとんどについて興味ある論議を行った。 特に関心のある事項は、委員が大いに関心を抱いた事項を会議結論として最終セッションで決定し、次回IALA会議までにIALA委員会において詳細検討することとした。

 

IALA理事会

6月9日(日)に1994年ホノルルで選出された理事の最終会議である第19回IALA理事会を開催した。6月19日(金)の第20回理事会で新役員に会長 Dr. U. Klinge(ドイツ)、副会長Mr. A. Smart(オーストラリア)を選出した。

 

 

 

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