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◇概要

・工業専用地域での開放・非開放空間を明確にし、非開放空間のある箇所は、迂回路の設定などで、部分的な整備空間をつなげる(なぎさトレイルとのリンク)

・工業専用地域での海辺の開放にあたって、一般の海辺利用者と企業との間に一定のルールを設ける(駐車場、進入禁止区域、危険表示等)

 

◇アプローチの方向

・ルールづくりにあたって、その指標となる「なぎさ宣言」を取り決める

・企業用地開放のための制度・手法研究成果を生かしたモデル事業をすすめる

 

◇利用可能な支援システム・取り組み(例)

・尼崎市総合計画(2002年)

・兵庫県総合計画(2001年)

・「パブリックアクセス」整備計画

 

◇参考となる事例

・「サンフランシスコ・ベイトレイル」/アメリカ合衆国

・「オンタリオ湖ウォーターフロントトレイル」9つの原則/カナダ

・海と緑の10,000メートルプロムナード/横須賀市

・サーフ90「海のルールブック」/神奈川県・湘南

・歴史街道/近畿圏

 

◇段階別展開

1]産宮民の調整テーブルの設置→話し合い・現状視察/事例研究など勉強会の実施

2]サイン、マニュアルの作成、迂回ルートの設定(上記メンバー及び自治体、建設省で)

3]広報、総合計画への記載・広報誌等でのPR

4]サインの設置

 

◇関係者にとってのメリット

・行政側:景観の保全、地域の魅力アップ

・企業側:安全性の確保、クリーンな働く場

・市民側:海辺に近づき、楽しめる

 

◇ベイ機構の役割

・各省庁、自治体、関係企業のつなぎ

・なぎさ海道推進会議でのPR等のバックアップ

 

 

 

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