視察・体験
説明:細田氏、村田氏
●熊田海岸の藻場視察
・駐車場より海岸への遊歩道を下りると、岩場が広がっていた。4〜5月頃はお花畑のような藻場が見られるが、この時期は藻が枯れるため藻の量は多くなかった。
・岩の間には、稚魚の泳ぐ姿や貝類が見られた。
●生石浜にて地元の人々との交流
・由良地区の町内会長はじめ地元の方々のご厚意により昼食時に生石浜でサザエ、アワビ等のバーベキューをいただいた。
●発泡スチロールのリサイクル実験
・由良に流れ着くゴミの中には多くの発泡スチロールがある。そのリサイクル方法の一つとしてジュノン液の利用が紹介された。(地域計画研究所 山本恒夫氏より)
●魚市場・由良市街地見学
・せりの終了間際の魚市場を見学した。ここには、紀淡海峡、紀伊水道でとれたばかりの魚が揚がる。
・魚市場から成ヶ島渡船乗り場までの由良市街地を約20分、2班に分かれて歩いて回った。まちは海と山に挟まれ、家々の間に海、山を見通せる路地が走っている。
●成ヶ島/ハママツナ・ハマボウ群生地視察
・1回10数人乗船可能な渡船で、由良から1分足らずの成ヶ島に渡った。
・ハママツナ群落…干潟の一部に植生し、柔らかな景観を形成している。ハママツナは兵庫県レッドデータブックのBランク(危急種に相当)。
・ハマボウ群落…夏に黄色の花を無数につける。生息域と根の構造からマングローブの一種と考えられている。護岸整備後海水が入らず、群落の永続性が心配されている。兵庫県レッドデータブックのAランク(絶滅危惧種に相当)。
●成ヶ島/海岸のゴミ拾い
・ハママツナ・ハマボウ群生地視察後、帰り道に1人1枚ゴミ袋を持ち、海岸のゴミ拾いを行った。あっという間にそれぞれの袋は満杯になった。
・成ヶ島を美しくする会のメンバー、由良中学校の生徒をはじめ多くの人々が清掃を行っているが、漂着するゴミの量はそれをはるかに上回る。