第5章 地域ニーズに対応した新たな事業メニューの提示
1 高齢者の魅力的な定住条件整備プロジェクト
(1) 高齢者の暮らし支援に関わる既存共同事業
1] 本年度以前からの連携・共同
・特別養護老人ホームの設置・運営
大崎荘、豊寿苑、大崎美浜荘(平成11年オープン予定)
・大崎上島老人保健施設「みゆき」の建設費の借入金利子補給
・3町共同による介護保険の認定審査事業への取組予定
2] 中山間地域活性化対策モデル事業での連携・共同
本年度からの中山間地域活性化対策モデル事業において、高齢者の生活関連では、以下のような連携・共同事業メニューが設定され、取り組まれている。
・大崎上島・下島5町による特別養護老人ホーム「大崎美浜荘」の設置(平成11年6月オープン予定)
・高齢者トータルネットワークシステムの整備
(3町をパソコンネットで結び、要援護・要介護高齢者の心身や生活の状況などを把握することにより、在宅サービスの充実を期すことを目的として、「高齢者トータルネットワークシステム」構築への取組がなされつつある。)
・高齢者能力活用事業
・介護保険事業計画の策定
・要介護者一元管理事業
・日常生活支援、デイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービス、在宅介護支援センター、一人暮らし支援などの在宅サービスメニューの一元化事業
(2) 新規事業の堤案
ア 新たな取組を必要とする理由
(ア) 高齢社会での島づくり
現在の、そして、将来の高齢社会状況について、分析や見通しをいかに的確にするか、このことが、大崎上島3町の連携により、「住んでよかった、これからも住み続けたい」と、誰もが実感できる島づくりに取り組むための重要な鍵の一つである。