イ 通勤流出状況
平成7年における就業先は、各町とも自町での勤務が70%台にあり、島内での就業率も大崎町が92%、東野町が90%、木江町が92%と、大半の島民は島内での勤務となっている。島内での自町以外での通勤流出先は、大崎町では東野町での勤務者が増加し、東野町では木江町での勤務者が減少し、大崎町への流出が増加している。木江町では、大崎町への流出が拡大する傾向を示しているものの、3町とも、他の2町への通勤流出率はそれぞれ10%未満である。
母都市である竹原市への通勤流出は、地理的条件を反映し、東野町が最も多く約6%程度みられるが、大崎町、木江町では3%未満にとどまる。(図表1-11参照)
その結果、各町での昼夜間人口比率は、大崎町が1.00、東野町が0.90、木江町が0.98であり、竹原市においても1.05に過ぎない。(図表1-12参照)