参加人口の多いのは、ハイキングなど3,330万人、海水浴2,530万人であり、参加回数が多いのは、サイクリング29.2回、釣り11.6回、ハイキング10.0回などである。今後、参加率が伸びる可能性が高いのは、オートキャンプ+12.6%、スキー+7.9%、登山+6.6%(参加希望率-参加率)などである。
(2) アウトドアライフの歴史
ハイキングや海水浴など、アウトドア(野外)スポーツ・レクリエーション活動は昔からあるが、それらを含む広い分野の野外生活を、「アウトドアライフ」というライフスタイル(生活価値観)の1つとして、意識的にとらえた動きはこの数十年のことである。
この「アウトドアライフ」という概念は、1960年代後半のアメリカで生まれたライフスタイルであり、フレームザックを担いで自然をめざすバックパッキングなどともに広がった(資料2-1)。