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第2章 海のスポーツ・レクリエーションの動向と可能性

 

1 アウトドアライフの動向と可能性

 

近年、カヌーやダイビングなどの海の様々なスポーツ・レクリエーションは、スピードや技術など、その競技自体を楽しむというより、アウトドアライフのーつのメニューとして、キャンプ(オートキャンプ)や水辺のバーベキュー・パーティなどと並んだ楽しみの1つであったり、川や海を旅する移動の手段や自然観察(エコツアー)の手段として底辺が広がってきている。

本調査研究のテーマであるカヌーや小型ヨットなどが今後普及するかどうかは、その活動を支えるアウトドアライフを楽しむ人がどれだけ増えるかにかかっており、アウトドアライフ全体の動向をまず分析しておきたい。

 

(1) アウトドアライフの概観

アウトドアライフのうち、アウトドアスポーツの主な活動について、平成9年の参加者数(15歳以上の人で、年1回以上行った人)と参加率をみると、おおよそ次のとおりである。

 

図表2-1 アウトドアライフ・スポーツの参加率

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資料:財団法人 余暇開発センター『レジャー白書'98』(平成10年)

 

山や高原・野原などで行う活動と水に関わる活動をざっと比較すると(オートキャンプは3:1と仮定した)、8:5である。

 

 

 

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