日本財団 図書館


(2) 図書館・図書室の相互利用

図書館・図書室においては、資料などに関する施設相互の情報交流や施設の個性化、住民の運営への参加促進などによって、住民ニーズに効果的・効率的に対応できる仕組みを構築し、文化・交流拠点としての各施設の役割を高めていくことをめざす。

 

【当面の取組】

ア 図書館・図書室職員の共同研修

図書館・図書室職員の各種研修や先進事例の研究などを共同で実施する。
共同研修など他館の職員との交流の機会を設けることで、職員に刺激を与え、職員の資質の向上を図ることができる。

イ 図書、視聴覚資料などの購入・収集の調整

図書館・図書室の蔵書や視聴覚資料について、とくに高価なものや特別なものについては、購入の調整、収集の協力などに努める。
図書や資料の購入・収集について調整・協力することで、図書館・図書室の個性化を図ることができ、広域的に発信できる魅力が高まる。

ウ 検索・情報交流の相互協力

電話、FAXなど既存の手段を活用して、利用者からの図書・資料の検索要求に応え、その所在などを利用者に伝達する仕組みをつくる。
既存図書の広域的な有効活用とともに、当面、高度化・多様化する利用者ニーズに対応することができる。

エ 相互貸出・返却の仕組みづくり

図書・資料の貸し出しを圏域住民に拡大するとともに、県立図書館の図書配送システムの活用などにより、身近な施設で貸し出し・返却できるような仕組みをつくる。
図書・資料を相互に活用することで、圏域住民に対してコスト的にもより効率的に、バラエティに富んだ図書・資料利用の機会を提供でき、利用者の利便性の向上と、効果的な行財政運営を図ることができる。

 

 

 

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