3 地域の将来像と基本目標
本地域の現況と上位・関連計画などによる位置づけを踏まえ、広域的な取組によって本地域がめざすべき将来像と広域連携の基本的な方向を検討する。
(1) 湖南地域の将来像
2市3町の住民、事業所、行政などが、相互の理解と協力のもとに、多様な分野で広域的な取組を積極的に進め、効率的な行財政運営と高度な住民サービスの提供を実現する圏域づくりを進める。
また、2市3町が互いの独自性や個性を尊重し、優れた魅力を発揮しながら、その魅力を相互の連携・協力、役割分担によってさらに高めることのできる圏域づくりに努める。
このような圏域づくりによって、本地域がめざすべき将来像を次のように設定する。
[本地域が広域連携によって目指す将来像]
徹底した効率化により、湖国の中枢にふさわしい高度なサービスを提供しつつ、個性的に輝く5つのまちが相互に照らし合い、互いの魅力を高め合う圏域づくり
(2) 地域形成の基本方向
本地域は、広域的な結節点として、また、利便性が高く、大都市に近接した地域として重要な位置を占めている。このため、これまでにも住宅・産業・交通などの多様な都市機能、中枢機能が集積し、圏域に発展をもたらしてきた。
さらに一方では、都市部にある地域としては貴重な潤いの環境を残し、都市的な機能やサービスとともに、豊かな自然環境、歴史的な雰囲気も享受できる極めて優れた地域性を有している。