(2)大津湖南地域新広域市町村圏計画(平成3年3月)
本地域に大津市、志賀町を含む圏域で構成される大津湖南地域広域市町村圏の新広域市町村圏計画においては、その目標を「世界にひらかれた潤いの環流都市圏」の実現と位置づけ、本地域の各市町の役割を次図のように示している。
◇計画主体:大津湖南広域市町村圏協議会
◇目標年次:平成3年から平成12年
◇構成市町村の役割
【草津市】
立命館大学の誘致などにより、産業、研究開発機能の集積効果をさらに高めるとともに、湖岸域での琵琶湖博物館や水生植物公園、南草津駅周辺の都市基盤整備など市街地の良好な住環境の整備や都市機能の充実を進め、今後の国際化や情報化さらには県のレイカディア構想など、滋賀をリードする都市として、圏域における均衡のとれた中枢都市の役割を担う。
※)琵琶湖博物館、水生植物公園「みずの森」は既に完成
【守山市】
恵まれた自然環境の保全を図りながら、都市機能の整備を進めるとともに、野洲川跡地や湖辺を利用したリゾート・レクリエーション機能、滋賀県立成人病センターを核とする医療機能、地の利を生かした近郊農業生産都市としての役割を担う。
【栗東町】
新幹線新駅の設置や市制施行の実現などの大事業の動向を踏まえ、大津湖南地域の中心的都市の一つとして、湖南の一大交通拠点の役割を担いつつ、地域住民のゆとりを持った知的好奇心を育み、ゆたかな生活文化、安心できる生活環境、先端的な企業活動を創出する都市としての役割を担う。