第4章 保健福祉総合計画の基本理念と体系
1 保健福祉総合計画の基本理念
(1) 村民一人ひとりの健康と家庭の幸福
健康は生活の基盤であり、村民一人ひとりの健康は地域社会の基盤である。そこで、計画では疾病や障害の発生予防に最大の力を注ぐことが求められている。また、村民の生活の質を高めるため、家庭の幸福を追求する計画が必要である。
(2) 社会連帯による支え合い
村民一人ひとりの健康や家庭の幸福を実現するためには、社会全体で村民や家庭を支える必要がある。
たとえば、健康づくりはひとりよりみんなで取り組むことによって効率よく続けることができる。また、家庭での子育てや高齢者・障害者への支援の問題も、核家族化の進展など家庭生活の状況が変化する中で、村民と行政の協働作業により、社会全体で考えていく必要がある。
(3) むらの文化・むらおこし
村民一人ひとりの健康づくりや家庭の幸福を社会で支える取組をむらの財産として継承していく必要がある。また、計画では村民一人ひとりがずっと元気に暮らせて、むらおこしの主体として活躍してもらうことを期待する。