2 保健福祉総合計画の視点
保健福祉総合計画は、基本理念にもとづき「村民」「家庭」「地域社会」の3つの視点で調査結果を分析し、その「特性と課題」「目標と基本方針」「施策・事業の展開」を体系的に整理している。
(1) 村民
まず第1にこの計画が対象にするのは、すべての人の願いである健康を追求する計画であることから、村民一人ひとり」である。
(2) 家庭
第2にこの計画が対象にするのは、家庭の幸福を追求する計画であることから、「家庭」である。とりわけ、少子・高齢化が進む中で、核家族化の進展など家庭環境の変化と子育てや高齢者・障害者への支援にどう取り組むのか、社会全体で検討する必要がある。
(3) 地域社会
第3にこの計画が対象にするのは、「地域社会」である。村民一人ひとりの健康や家庭の幸福を実現するため、それらを支える社会連帯・コミュニティのあり方や、村民一人ひとりがずっと元気に暮らせて、むらづくりにどうかかわっていくのか、社会参加の問題を検討する必要がある。