(4) 地域の活動
多くの人が保健福祉の分野で活躍できるようにするために、ボランティアの育成、活動を求める声が強い。
現在のボランティア活動としては、赤十字奉仕団が太行路での「買い物ツアー」や「配食サ-ビス」、また赤い羽根街頭募金などを行っているが、これからのボランティア活動として、「若い人の参加を促し、子育てや高齢者への支援」であるとか、「地域の中での外出や買い物などの助け合い」など、幅の広いものが期待されている。ただ、「プライバシーに関しての意識が一般的に弱く、一層の啓発が必要」との重要な指摘もある。
そして、本村だけでは完結できない事業や施策においては、民間会社によるサービスもなされており、この会社は「ケアプラン作成にも参加したい」など意欲的である。
また、今後は各種団体や他の自治体との情報提供などによる協力関係が重要となるが、本村の場合、「情報ルートを複数化し、地域の情報を共有できる体制づくりが必要である」とし、地域での連携強化が求められている。
また、「高齢者が積極的・能動的に生きられる社会がつくられるとよい」、「高齢者自身が村を支える役割が期待される」など、高齢者の力の活用と場づくりが期待されている、たとえば、「山を利用したオリジナルな産業の担い手」として、高齢者の積極的な参加を促す仕組みづくりが必要とされている。