2. 鉄道利用者増に伴う市街地の回遊者増加
鉄道利用者の増加により、天竜市街地への回遊が増加するものと考えられる。回遊は、二俣本町駅あるいは天竜二俣駅を目的・出発地とする場合だけではなく、鉄道からバス・車などへの乗り換えに伴っても発生する。ただし、増加する利用者が、実際に二俣本町駅、天竜二俣駅のうちのどちらを利用するかは、駅周辺の開発状況、バスターミナルの整備場所、バスルートの再編方法等によって異なってくる。
鉄道利用者の増加は「西鹿島駅までバスを利用している人が鉄道ヘシフトすること」によりもたらされる割合が高いと考えられることから、最も大きく影響するのは、バスターミナルの設置駅と考えられる。そこで、両駅にタ―ミナルを設置した場合の想定回遊パターンを以下に比較してみる。